ゲーム素材の花が咲く(加藤)

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秋風が吹く今日このごろ。一抹の侘びしさを心地よく感じつつ、しっかり体調不良となった自己管理できてない系男子の加藤です。喉が痛い。前回は私が行っている「営業演習」というゲームについてお話しましたが、今回は思い出話でも語ってみようかと思います。

西暦20XX年、地球は…

未来の都市
今から15年前の西暦2000年ミレニアムの4月。株式会社アスキーから「RPGツクール2000」というWindows向けのソフトウェアが発売となりました。今回お話するRPGツクール2000という作品は「●●ツクール」というシリーズのPC版としては革新的な進化を遂げたバージョン。15年たった現在でもRPGツクール2000を用いて制作されたゲームが話題にあがったり、もしくはたまに新作のゲームが配信されたり!なんてこともあります。

そもそもRPGツクールって何?という方は、Wikipedia先生に聞いてみてね!→RPGツクールについて調べるぞ!

さて。
RPGツクール2000の前に販売されていた「RPGツクール95(1997年/株式会社アスキー)」ではイラストやマップ、キャライラスト、モンスターに至るまでゲーム全体で256色までしか使えないという制約があったが、ツクール2000では1枚の画像あたりでは同じく256色までしか使えないものの、同時発色としてはハイカラー(65536色)まで対応可能となった為、きらびやかなゲーム画面を制作できるようになった!他にも様々機能がバージョンアップされていたが、今回はグラフィック部分について話題を掘り下げて行きたい。

RPGツクールシリーズには「マップチップ」や「キャラチップ」「モンスター」「戦闘背景」「メニュー」というような概念・名称で数多くのゲーム素材が含まれていたが、なんと規格をあわせることで自作のイラストをゲーム内に導入する事が可能なのだ!!

ゲーム画面の解像度は320*240(QVGA)というサイズで解像度としては以前のバージョンよりも低く、画面は荒いものとなったが、しかしそれがクリエイターを志す少年少女達のグラフィック制作の敷居を下げることとなった。この頃はブログサービス等はそれほど発達しておらず、情報発信をしようとと思えば自分自身でWebサイトを構築する必要があったが、その比較的高い敷居をまたいで「ゲーム素材屋さん」が多く立ち上がった。素材屋さんが扱うものは「モンスターイラスト」や「顔グラフィック」等の”イラストタイプ”のものと「マップチップ」「キャラチップ」等の”ドット絵(ピクセルアート)タイプ”のものの2種類に大分類される。私自身も後者の”ドット絵タイプ”のゲーム素材を配信するサイトを運営していたし、みんなそれぞれのクリエイターが自らが得意とする分野で自慢の作品をWebサイトで公開し、リクエストに応じ、業界全体でゲーム制作を楽しむ!という空気があった。楽しかったなぁ。

そして生まれた最初の「種」

モンスター
そんなこんなで数多くのクリエイターがRPGツクール2000規格のゲーム素材の配布サイトを運用していた中、その後のゲーム素材のメッカともなる企画が現れた。その名も「First Seed Material(以下、FSM)」。FSMもゲーム素材の配布サイトのひとつに過ぎないのだが、このサイトは他と少し違う。企画及びサイトの発起人がRPGツクールシリーズの公式イラストレーターのMACK氏だったのだ!素材クリエイターからすると【神】。そんな方がサイトで素材クリエイターを募集。一緒に素材配布サイトをやりましょう、と。神が。俺たちと、神が。一緒に、神が。神。おまえだったのか、神!!
(※後半は私のイメージなので、他のRPGツクールユーザーや素材クリエイターはそんなことは思っていないかもね)

このサイトでは登録クリエイターが素材を自由に配布できる他、公式イラストレーターによる品質の高すぎる「マップチップ」「キャラチップ」が配信されていた。汎用性も高く、かつ無料。さらに品質も高い!ゲーム素材をダウンロードするならFSM。そんな、定番サイトとなっていった。2015年現在でもインディーゲームや同人ゲームと呼ばれるゲームで、FSMで配布されていた高品質なマップチップを見つける事ができる。それくらい、誰もが知る、有名なサイトだったのだ。

2nd Seed Material

残念ながらFSMというサイトはいつの間にか閉鎖されてしまったので、そのサイトを紹介することはできない。しかし、15年たった今でも、ゲーム素材屋を続けている私がいる。Frist Seed Material。ゲーム素材の種。その種は私という人間に根付き、確実に育ち、また、新たな「種」を落としたいと叫んでいる。次世代につなげる「種」。それこそが私の目指しているもの!!

そして、そんな想いを描いている2015年。KADOKAWAからRPGツクールシリーズの最新作「RPGツクールMV」が発売される!!歴史に残るゲームを作って欲しい。そして、ボクの想いを継いで、さらに次の世代につなげてくれる人が現れて欲しい。

次は君のターン!!

さあ、ゲームをつくろう!

TO:ゲームクリエイターに憧れるすべての人へ
FROM:ゲーム素材屋さん

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加藤洋平

加藤洋平

「ゲームクリエイターを目指していたはずが、気づけばニッチなゲーム素材屋。これからもきっと、ずっと、もっと、ゲーム素材屋なんだろうなぁ。」
株式会社ジョイントメディア 執行役員。
20代前半をWebメディアの運営者として過ごした後、かねてから強く興味のあったゲーム関連事業へ身を移すために転職。2011年からゲームプランナーとしてブラウザソーシャルゲームの運用を学ぶ。その中で2013年にゲーム素材制作代行の「グラホリック」を立ち上げた。イケメン。

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2015年9月10日 8:23 PM
カテゴリー: イベント

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