音楽ガラパゴス計画2

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こんにちは、久米川 隆です。

前回の記事を書いた後、まぁ10日ぐらいで更新しようと思ってましたが
なんとなく延び延びになってしまいました。すいません。
ちゃんと音楽業界が拡大し始めた頃から書こうとして文献などを調べ
時代考証をしておりました。

そしてPM2.5に目をやられまして一日中涙目。
何見ても何聞いても泣いてる状態。友人のカラオケで泣いたという話が
ツイッターで流れました。(違

さてお話の続きを

バブルで膨らんだ音楽制作現場はバブルがなくなり?

僕の知る限り一番すごいのは、一日ロックアウトで40~50万のスタジオを
3ヶ月ロックアウト(貸し切り)にして初日はバスドラムの音決めで終わった
という伝説のバンド(ワインが赤い心バンド)です。
その時点で曲はできてなかったらしいという。。。
そのために40万って今やったらエライことになります。
まぁそのバンドは、その時点ではレーベルの稼ぎ頭だったので
そういうのも当たり前だったと言われてます。

90年代に入りバブルは、はじけます。よかったよかった。
世の中(音楽業界が馬鹿みたいに過熱化してもうひどい時代でしたからね)
レコード会社も例に漏れず株価だだ下がりで大変でした。

湯水のようにスタジオを使うのやめ大手音楽プロダクションは自社で
小さなスタジオを作りました。歌とドラムとギターの音が録れるスタジオ
でミックスまでするプリプロスタジオを作りました。
4500万ぐらい毎回スタジオ代を払うならどっかにマンション買って
スタジオを作ればいいじゃないかという感じですね。
一時期、東京の恵比寿の某マンションはすべての部屋が打ち込み用だった
時もあります。

おかげでヒットチャートはさほど暗くならず。色々な曲が売れてました。
ただ変わったことは、新しい歌をカラオケで歌いたいからシングルを買うという
感じになりました。

そしてレコード会社は経費節約のためにディレクター(現場監督)を切りました。
実際音楽の制作現場でバジェット(予算管理して)スタジオ代は幾らまで。
制作中のメシ代は出す、出さない。ゲストミュージシャンのギャラの管理、
エンジニア、アシスタントさんのギャラなど色々なことをする人です。

「そんなん若手でできるやん!」というお話でしたが実際は、
デモテープを聞いて歌手志望の子と会ったり、若手バンドのLIVEを見に行ったり
して一番音楽に理解があって会社とアーティストの間に入って交渉する人だった
わけですね。

大昔、東芝EMIという会社があってこの会社は東芝の子会社でレコードプレーヤー
を売りたいからレコードを出していたのですが当時のよくわからない英国で売れてる
いう歌手のレコードを出せと渋る上を口説き落としたのが初代ビートルズの
ディレクタの石坂さんというかたです。現在ユニバーサル・レコードの社長です。

それを考えるとレコード会社はディレクターを切るべきではなかったのです。
若いディレクターではまともなものは作れません。バジェットの割り振りも
おぼつかない。。。。。

さてこのバブル崩壊の波はアメリカにも届きます。
いままで派手にぶちかませ!だった音楽業界はいかに低予算で作るか?に考えが
シフトしていきます。

MTV主催という形で始まったアンプラグドというライブ番組をソフト化します。
の間までイケイケだったバンドがエレキを使わずにアコースティック楽器を
中心にしっとり聴かせるという方向です。

さてこれ制作費と見れば、今まで数千万円かけてアルバムを作っていたのが
MTVのTV収録用の大きめのスタジオに曲を入れて一日で終りますし、
スタジオ代はMTV持ち。売上の一部をMTVに還元という形を取れば
制作費の桁がどんどん下がります。大物がアンプラグドをやるとなると
なおさら下がるという効果が出るわけですね。

この頃になるとレコード会社いいものを作る!が薄くなり売れるものを!
となりました。冗談抜きに某レコード会社は壁に「売れ線!」という筆書きの
ポスターが貼ってありました。

じゃあなぜ宇多田ヒカルが出てきたのか?カルトな電気グループがメジャーになったのか?

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なおみ@くめがわ たかし

久米川 隆

16歳でラジオCFの音楽を制作して以来音を生業としております。
シンセサイザーの音色作りゲーム楽曲制作、効果音制作、サウンドドライバまで。
短編映画の音楽、舞台音楽、MU、WEBとサウンドエンジニア講師と
音が出るものは、なんでもやる!
をポリシーに音や音楽を作くるサウンドエニアです。
「京都音工房」に所属。

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2015年12月8日 3:13 AM
カテゴリー: 音楽市場

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