音楽ガラパゴス計画3

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こんにちは、久米川 隆です。

世間はクリスマスでございますね。
もう何処行ってもきらびやかなイルミネーションとBGM。
ボーナスも出たしで人もいっぱいでございます。
ってかLEDは眩しいし音もでかくてうるさいです。
人も多いので梅田とか難波は歩きにくいです。まぁ後少しで年末ですね。
年明けまでこういう感じでしょうね。。。。。

巷で流れるクリスマスソングなんですが海外のは割りと幸せな感じですが
日本のは暗いほうが息が長いですね。クリスマスはしんみりするのが
日本人なのかもしれません。

僕は、小さいころばあちゃんに連れられて教会のミサに行ってたので
皆様とは違う感じでございます。流石に今は教会には行きません。
嫁とレストランとか行くでもなく家でクリスマスっぽい食事して
酔っ払って寝ます。

さてお話の続きを

下がった制作費はどうやってやりくりしたのか?

バブル崩壊の始まりは実際にはいついつと言えないらしいです。まぁ
90年3月に大蔵省銀行局長から通達された「土地関連融資の抑制」(総量規制)と
日本銀行による金融引き締めは急激なものとなり、信用収縮が一気に進んだ。
というのが始まりらしいです。また89年にベルリンの壁が崩壊してヨーロッパ統合
が始まっていてマネーサプライは欧州復興開発銀行などを通じて欧州統合に費やされ
国内での投資・消費に向かわなかったのが原因と言われます。

まぁそこで弾けてなかったらもっと後になってもっと激しくなるよしましかもしれません
このバブル崩壊ショックは20年ほど続きます。

さて音楽業界は、プライベートスタジでの制作が増えます。
もともと表のスタジオでシンセサイザーを大量にレンタルして録音していたのが
そのプライベートスタジオ所属のオペレーターが会社にある機材で音を作り始めました。
そうすると自分の持っている機材しか使えなくなります。

つまり300万ぐらいかけてレンタルしていたシンセサイザーやオペレータは、
失業に近いぐらい仕事が減りました(ただしCMという金を賭けるものは生き残りました)
プライベートと言っても小室哲哉さんなんか「ん000万」位行ってましたけどね

CFだけは街のスタジオに作曲者とディレクターがシンセを山のようにレンタルして
作ってました。

さて制作費のお話ですが、例えば小室さんに(アーティスト)にン千万とかしません。
それぞれの制作部に予算として年度頭に金額を通達します。
例えば制作1部はそれほどバカ売れないスマッシュ・ヒットがでるかもしれない所と
制作3部は、確実にバカ売れするアーティストがいる場合この2つの部署では
制作費が違います。
例えばB’zがいる部署、いない部署、では制作費は凄い差になりますね。

この制作費すべてB’zには使いません。例えばB’zがロックアウトで使う外部スタジオ
を実際にはB’zが15日ほどで済むなら後5日ほどキープしてスタジオを他の新人の歌入れに
使います。(管理部に提出する書類上は部署”B’z”のバジェットになります)
そうやって地味に新人を育てたわけです。

で例題として宇多田ヒカルさんのお話を
宇多田さんは98年東芝EMIからデビューしました。わずか10代半場でSOULの揺れを持つ
天才少女でした。まぁ母は、藤圭子ですからその血筋ですね。また幼少期から
アメリカで暮らしてきたわけですかリズム感は黒人のそれに近いかもしれません。

さて宇多田さんが所属した東芝EMIの制作部には松任谷由実さんがいました

98年予算的には松任谷さんがアルバムを発売する予定で予算が組まれていました。
しかしレコーディングや曲作りが思うように進まずアルバム発売は一年伸ばされ
LIVE TOURのみになりました。この当時松任谷さんのツアーは大手スポンサーが
付きサーカスのようなLIVEです。レコード会社はLIVEには予算を割きません。

で浮いたお金はディレクターが次世代アーティストに注ぎ込まれます。
それが宇多田ヒカルのCubic Uです。お話的にはディレクターがいたスタジオの
隣のスタジオでレコーディングしてたというはなしですが。。。。。。。
知らない人が使ってるスタジオに入って行ったら怒られます。というかぶちのめされます。
でまぁはっきり書きませんがその予算で宇多田ヒカルのレコーディングやPVが作られた
わけです。

同様にSONYのキューンソニーにはラルカンシェルがいました。
ラルクは96年にアリーナツアーをしてさあこれからという97年頭ににメンバーが薬物で
逮捕されてしまいます。(実際には、ドラムを変えて変名でツアーをしたりししてました)
こういう時、芸能界では一年ほどお休みするのが慣例です。まぁラルクは地道に
レコーディングしてたようですが。。。。。
さて予算があまりました。シングル数枚分とアルバム一枚分ぐらいです。
その予算は同レーベルでレコーディングいしていた電気グルーブに注がれます。
当初はNHK-FM『ミュージックスクエア』エンディングテーマの制作でポップチューンに
仕上がったので日産自動車のCMソングとして使う形でレーベル側が猛プッシュ。
PVにも予算を割き電気グループをメジャーに押し上げました。

SONYと東芝という大手をピックアップしましたが後のユニバーサル(元ポリドール)
やワーナー(ワーナー・パイオニア)なんかもそうです。

さて、新世紀も来たのに。。。リーマン・ショックがやってきた。

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なおみ@くめがわ たかし

久米川 隆

16歳でラジオCFの音楽を制作して以来音を生業としております。
シンセサイザーの音色作りゲーム楽曲制作、効果音制作、サウンドドライバまで。
短編映画の音楽、舞台音楽、MU、WEBとサウンドエンジニア講師と
音が出るものは、なんでもやる!
をポリシーに音や音楽を作くるサウンドエニアです。
「京都音工房」に所属。

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2015年12月26日 3:51 AM
カテゴリー: イベント, 音楽市場

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