【シリーズ語ろう】仮面ライダーディケイドの思い出

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今回は仮面ライダーディケイドの思い出話を書きます。
ディケイドは平成ライダーシリーズ10作目の作品なんですが、ディケイドより前とディケイド後の仮面ライダーの方向性を大きく変えた作品になります。

放送期間が半年の理由?

まずディケイドが他のライダー作品と大きく異なるのは、放送回数です。
通常の仮面ライダーシリーズでは、放送期間は1年間になり、1年を通してじっくりと見るような放送スケジュールが組まれています。
1年間かけてストーリーを作るので、多くの伏線を回収することができたり、サブキャラに焦点を当てた回ができたりとバリエーションを出して全体を構成することができますが、ディケイドは放送期間が半年しかありません。
なぜ半年なのかという理由については、公表はされていませんが、スピンオフで鳴滝が言っていた「クリスマス商戦」に照準を合わせることと「スーパーヒーロータイムの継続性」に重点が置かれているという説が有力です。

クリスマス商戦って大事

まずはクリスマス商戦について考えましょう。
これまでの平成ライダーシリーズは、1月後半か2月の頭に第1話が始まるようなスケジュールで放送されていました。
このスケジュールの場合、子供がクリスマスプレゼントを親にねだるタイミングと、新商品の発表時期がずれます。
クリスマスの頃にはストーリーはクライマックスになっているので、このタイミングで新商品を出すのは難しいかと思うんです。
そこで、放送開始を半年ずらして9月からにすると、クリスマスプレゼントに新しいライダーのベルトや追加ライダーのグッズなどをクリスマス商戦に最も適したタイミングで投入することができます。
グッズ販売を考えると、放送期間を半年ずらせばすごく効果が出そうですよね。
そして、実際にその戦略(と僕は考えています)の効果もあり、その後のWのドライバー、オーズのオーメダルなどのグッズが飛ぶように売れることにつながっていると考えています。

スーパーヒーロータイムを末長く見てもらおう

次に考えるのは、半年ずらすことで仮面ライダーの放送枠の前と後ろの「スーパー戦隊シリーズ」「プリキュア」との相乗効果が期待できる点です。
一時期、この3つで合わせて「ニチアサキッズタイム」と銘打った時期がありまして、テレビ局側でも日曜朝のこの時間に子供を釘付けにしておきたいという意図が見えます。
仮面ライダーの放送を半年ずらすとなぜいいのかというと、最終回の時期が半年ずれるので、それぞれの番組を見ていた子供が、そのまま次のシリーズにスムーズに移行できるためです。
例えば、これまでの場合3つ全ての番組の最終回が同じ時期に集中していました。
そのため、そのままその時間帯に始まる新しい番組に興味がわかず、そのまま見なくなってしまうということがありました。
メインターゲットの子供達は、幼稚園から小学校になったりといった生活の大きな変化もあったりするので、何かしら見るきっかけを残しておかないと継続してみてもらうのが難しいということも考えられます。
そのために、仮面ライダーを半年ずらせば、スーパー戦隊を見ている子供達はそのまま新しいライダーを見る形も作れます。
プリキュアも然りですね。
こう考えると、仮面ライダーが半年ずれるのは双方にとって大きなメリットがあると思うんです。
ちょっと脱線話題が長くなりましたすいません(笑)

過去ライダーの登場とパラレルワールド

ディケイドはこのように仮面ライダーシリーズにとって大きな節目の作品なわけですが、半年しかない放送期間でどういう形に持って行ったかというと、「過去のライダーの世界を巡る」という、ストーリー自体が結構特殊な内容になっています。
しかも、オダギリジョーさんや佐藤健さんのように、仮面ライダー出身俳優がすごく人気が出ているため、本人出演も難しい状況が重なったためか、ストーリーはまさかのパラレルワールドでの展開となります。
過去作品のパラレルワールドというかなりぶっ飛んだ設定で、かつディケイドは過去のライダーにもカードを使って変身できるという特性もあって、10年の集大成というような作品構成になっています。
これまでのライダーを振り返り、新しいライダーのための基礎を作るという意味ですごく重要な役回りです。
そして、ストーリー中で過去のライダー達を一つの世界に集めるという離れ技をやってのけます。
これまで平成ではクウガとアギト以外は全く別次元の話だったのに、すべてのライダーが登場できる土台を作ってしまいました。
まさに世界を破壊するライダーですね。

劇場版「スーパーヒーロー大戦」への布石

また、ディケイドは仮面ライダー作品の本編を繋げただけではなく、仮面ライダー映画にも多大な貢献をしています。
それが何作か続くシリーズ「スーパーヒーロー大戦」シリーズです。
「スーパーヒーロー大戦」シリーズは、過去の仮面ライダーが全て登場したり、仮面ライダーだけではなく全てのスーパー戦隊が登場したりと、ある意味夢のようなコラボが楽しめる作品です。
この作品はディケイド(とデンライナー)がいないと成り立たないストーリーだったりもするので、ディケイドの登場により、仮面ライダー映画の可能性が大きく広がったことは疑いようのない事実です。
また、パラレルワールドという特性を生かして、本編の主人公が登場することもできるので、ブレイドやキバ、555、ブラックRX、1号2号などの本人も劇場版に登場するきっかけになったりもしている点も見逃せません。
極端に言えば、その後公開される映画「仮面ライダー1号」もディケイドという布石がなければできなかったわけなので、ディケイドの功績は大きいです。

最高にダサカッコイイコンプリートフォームの衝撃

そんな大きな役割を果たしたディケイドですが、個人的にこれは最高やなと思ったのがディケイドのコンプリートフォーム。
ググってみてもらえればどんな見た目かはわかりますが、なんというかいろいろぶっ飛んでます。
最初に見たときはおもわず吹きましたが、見慣れてくると怖いもので、なんだかかっこよく見えてくるから不思議です。
ディケイドのベルトとかもけっこうダサいなーって思ってたのに、慣れてくると「カメンライド」を作品を見ながらポーズ決めたりとか、めちゃくちゃ楽しめるわけです。
コンプリートフォームでは、「ケータッチ」というよくわからないデバイスに過去ライダーのロゴが浮き上がってきたりして、これもなかかな見慣れてくるとよく見えてきます。
ちなみに、ディケイドの頭の黒いやつが飛んできて頭に刺さっていくという変身スタイルもかなり斬新ですね。

ダジャレとショッカー

ディケイドで忘れられないのが、ところどころに散りばめられるダジャレ。
有名どころでは、劇場版であった「イカとビール」からの「イカデビル」がありますが、こういう寒いダジャレをストーリーの山場とも言える場面にねじ込んでくるので気が抜けません。
あと、イカデビルが登場することからもわかるように、ディケイドではメインの敵組織はショッカーになります。
ただ、普通のショッカーではなく、大ショッカーなんです。
何が違うということはないですが、大ショッカーはこれまで仮面ライダーに負けてきた悪の組織を取り込み、戦力を大幅に増やしているという点と、それぞれが強化されているという点も特筆すべき点です。
代表格がアポロガイストで、Xライダー時代の面影が少しだけある見た目にスーツがパワーアップしていたり、X時代には実現できなかったパーフェクターの装備による強化とスーパーアポロガイストへの進化も遂げています。
他の過去敵も登場するので、かなり懐かしいんですが、ラスボスクラスの敵が結構軽めに扱われたりしているので、その点はどうなんだろうと思わなくもないです。
ン・ダグバ・ゼバやオルフェノクの王が普通に出てきてあっさり負けたりするのはちょっと違うよなと思ったりはしますよね。

伏線回収できない鳴滝

ディケイドで忘れられない存在と言えば、やはり鳴滝でしょう。
最初から最後まで一体なんだったのかよくわかりませんし、今の時点でもなんだったのかよくわからないキャラです。
鳴滝は要所要所で出てきて、それっぽいことを言って伏線を張っていますが、それらがかなりスルーされ気味で全然回収できていない感があります。
半年の放送期間なのに、風呂敷を広げすぎちゃってるなーと思って見てましたが、その最たるものが鳴滝ですね。
ディケイドに「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。」と言わせるための装置としては優秀です。

ひねくれ者のディエンドとヒロインのなつみかん

ディケイドにはサブライダーも出てきます。
盗賊という設定のディエンドですが、このディエンドがかなり抜けていて、見ていて不安になります。
ディエンドドライバーを妖に奪われたり、敵に寝返ったものの単に利用されただけだったりとかなり不安定なキャラです。
キャラの性格としても、ディケイドのことが好きなのにツンデレしてしまうような感じなので、より一層不安感が増します。
ディケイドでは、最初に出てくる物語の重要な要素とも言えるヒロイン「なつみかん」がいます。
このなつみかんは、最初こそキーパーソンとして重要な役割を持っていたはずですが、いつの間にか影が薄くなっていき、最終的にキバーラで変身するようになったりもして、キャラの一貫性があまりありません。
ディケイド自体が話がむちゃくちゃなので仕方ない部分もありますが、なかなか見ていてハラハラさせてくれる感じです。

まとめ

ディケイドは基本的にずっとお祭りのような状態で、かなり楽しくはありました。
ストーリーは結構むちゃくちゃで、筋道とか伏線回収とか考えると難しいですが、お祭り的な勢いで乗り切った感はある興味深い作品です。
単品で見ても面白いですが、過去9作の平成仮面ライダーシリーズを見ておくともっと楽しめる作品ですので、興味ある方はまず過去作を見ることをおすすめします。

次回は、僕が555の次に好きなベスト2に君臨する二人で一人の仮面ライダーWについて書きます。

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2016年12月1日 9:16 AM
カテゴリー: シリーズ語ろう

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